アーユルヴェーダには「マルマ」と呼ばれる身体上の特定のポイントがあります。数は107か所。筋肉、腱、骨、関節、血管が交差する場所に位置しており、アーユルヴェーダの古典文献では「生命エネルギーが集まる点」と表現されています。このコラムでは、マルマポイントが施術でどのように使われるかを、できるだけ具体的に説明します。
マルマポイントの基本的な考え方 ¶
マルマは、身体の表面から深部へのアクセスポイントとして機能します。特定のポイントに適切な圧と温度を加えることで、その周辺の筋肉や結合組織の緊張が緩みやすくなる、というのが施術上の考え方です。現代の解剖学的な観点からは、多くのマルマポイントが神経叢や筋膜の交差点と重なっていることが指摘されています。
施術でよく使われるポイント ¶
当スパのフルボディトリートメントでは、特に「タラフルダヤ(足の裏中央)」「クルパラ(肘の内側)」「スタナムーラ(胸骨下端)」「アドヒパティ(頭頂部)」を意識した手技を取り入れています。これらのポイントへのアプローチは、全身の施術の流れの中に自然に組み込まれており、お客様が特別に意識する必要はありません。
マルマと温熱の組み合わせ ¶
温かいオイルをマルマポイントに塗布することで、熱と圧の両方が同時に作用します。冷たいオイルや素手だけの施術と比べて、ポイントへのアクセスが深くなりやすい。これがアーユルヴェーダの施術でオイルを温めて使う理由のひとつです。温度は38〜40度を基準にしていますが、お客様の体温や季節によって微調整します。
マルマポイントへの施術に向かない場合 ¶
マルマポイントへの直接的な圧は、妊娠中、発熱中、皮膚に炎症がある場合には行いません。また、特定のポイントは骨折後の回復期間中には避ける必要があります。カウンセリングで現在の身体の状態を確認した上で、施術の内容を決めています。不安な点があれば、ご予約前にお電話でご相談ください。
マルマポイントを意識したフルボディトリートメントは、アッシュバレー・フルボディ(90分・¥22,000)で体験いただけます。ご予約・ご相談はinfo@paradiseashvalley.comまで。